これは、申し込んだ人の収入で毎月の住宅ローンをどれくらい返済できるのか?ということを、数式上で計算する比率です。
金融機関によって計算式は変わりますが、
申込者の年収×(25%~35%程度)=1年間に住宅ローンを返済できる金額(A)
(A)÷12ヶ月=月々住宅ローンを返済できる金額
これを具体例に当てはめてみましょう
年収300万円で比率が25%の金融機関の場合
300万円×25%=75万円(A)
75万円÷12ヶ月=62500円 ←これが月々返済できると見込まれる金額です
この62500円でどれくらいの住宅ローンが借りられるのかというと、
(ローン期間35年 3年間固定金利0.95% ボーナス返済なし)
100万円につき月々約2800円と考えます。
62500円÷2800円=22.32(100万円に対する割合)
22.32×100万円=22,321,428円
あくまで目安です
やり方によって増額されたり、夫婦で収入を合算したりという方法により、この額は大きくなります。
これが一般的な住宅ローンの計算になりますが、ここでマイカーローンとの関係が非常に重要になってきます。
もし、マイカーローンを現在利用している場合には返済比率金額からその金額が差引かれてしまうのです。
どういうことかというと、
マイカーローンを毎月3万円支払っていた場合には
62500円-30000円=32500円(返済比率額からマイカーローンの支払額が差引かれてしまいますΣ(゚д゚;))
32500円÷2800円=11.60
なんと!
1000万以上も返済比率の金額が変わってきます!!
この1000万円の差額をもとの2,230万円に戻すには、
「マイカーローンの完済」
または
「夫婦の収入を合算する」
などして、返済比率を上げないといけなくなります。
マイカーローンにはこのような厳密な計算式などではなく
個人の信用情報による内容が重要になると思いますので、
マイカーローンを利用した後に住宅ローンを利用するという順序では、住宅ローンの審査にかなり影響する
ということになります。
いっぽうで、住宅ローンは一番難しい審査といえますので、住宅ローンを利用している人は、マイカーローンの審査で優遇されることはいうまでもありません。
家も欲しいが、車も欲しい!と言う人は、この辺を注意してください(*⌒∇⌒*)